【Part2】ダンスで伝えるミツバチの秘密 ― ダンスの正体を探る
■ミツバチのダンスの発見■
ミツバチのダンスを発見したのは、オーストリアの動物学者カール・フォン・フリッシュです。彼はセイヨウミツバチを観察している際、ある働きバチが多くの蜜が取れる植物の場所(餌場)を見つけると、間もなく同じ巣から多くの働きバチがやってくることに気が付き、ミツバチがこの行動によって餌場を仲間に伝えていると考え、この行動を「ダンス」と名付けました。
■ミツバチのダンスの意味と種類は?■
前回のコラムでもお話したように、ミツバチはダンスをして、餌場の情報を仲間に伝えています。ダンスをするハチ、ダンスからの情報を得て餌場へ行くハチも、全てメスの働きバチが行っています。ミツバチの巣の中は真っ暗ですが、その中で巣から餌場の方向と距離を伝えます。ダンスには2種類あり、円ダンスと8の字ダンスがあります。
【円ダンス】
円ダンスとは、巣からの距離が近い時(約100以内)に行い、時計回りにぐるっと回っては、反時計回りにぐるっと回るのを交互に繰り返します。この場合、近くに餌場があるよということのみを伝えていますので、餌場への具体的な方角や距離についての情報はないと言われています。
【8の字ダンス】
一方、8の字ダンスは、巣から離れた場所(約100m以上)に見つけた時に行います。腹部を左右に約1秒間に15回程度、振動させながら直進して、時計回りで元の場所に戻り、再び腹部を振動させながら直進して今度は反時計回りで元の場所へ戻ります。この動きが、アラビア数字の8の字を描いているようだということで、8の字ダンスという名前がつきました。また、まるでお尻を振りながらダンスをしていることから、尻振りダンスともいわれています。それでは、次回は、この尻振りダンスについてより詳しくお話します。
【次回へ続く】
筆者:専務 山田

